赤嶺さんの奥様は、以前外断熱工法の家について書かれた「いい家がほしい」という本をお読みになり、新築するなら外断熱二重通気工法の家でとお考えになっていました。
また赤嶺さんのご近所にある首藤工務店でも今までの断熱施工のあり方に疑問を感じ、外断熱工法の良さ、その中でも外断熱二重通気工法の家が住みごこち、省エネルギー、施工性など様々な面からもっとも優れていると判断し、その取り組みを始めていたところでした。
お互いの考えは計らずもぴったりと一致したわけです。
厚さ50mmの断熱材で家をすっぽりと覆い非常に高い気密性を保ち、冬暖かい外断熱の特徴に二重の通気層を設け夏の室内をさわやかに保つこの工法は、地熱と空気の対流というパッシブエネルギーによって生み出されているためランニングコストがかかりません。
キーレスエントリーの玄関戸を開けると、テラコッタタイルの土間に桜のフローリング、珪藻土を塗った白い壁と吹き抜けの天井窓から差し込む自然光で、とても気持ちのいい空間が広がっています。壁は部屋によってコテムラを出したり、刷毛引き仕上げにしたり藁を混ぜたりして、単調になりがちな珪藻土の表情をバラエティーに演出されています。
床下のベタ基礎や軸組材、そしてクローゼットの中にまで塗られた備長炭塗装や地元の畳屋さんに特別につくってもらったという畳は、畳表と畳床の間に備長炭シートがサンドしてあること。調湿性のあるこれらの自然素材と外断熱工法の家の基本性能のおかげで室内の空気がとても柔らかく感じられます。
「雨の多かった昨年はじめじめした外から帰ってくると家中がすごくさわやかで、全く別世界です」と奥さん。外断熱工法の家の良さを満喫していらっしゃる様子でした。
北海道の酵母から取り寄せたというステンドグラスをあしらった無垢材の建具やシェードのカーテン、おしゃれな照明器具などは赤嶺さんのお嬢さんのセンス。白を基調とした空間を素敵に演出しています。
「表面だけではない本当の健康住宅づくりを目指しました」という首藤専務。
首藤工務店では健康住宅のご提案と共に、住まれる方のライフスタイルを大切にしたオリジナリティーのある家づくりを実現しています。
お友達をお招きして焼肉パーティーができる広々とした
ウッドデッキが印象的な赤嶺邸。
琉球畳を採用したモダンな和室。