「年を取ってからのことも考えたら、やっぱり平屋建ての家が良いね、と夫婦で話し合って」とおっしゃるのは、M家の奥様。以前住んでいたお宅は、築43年ほど経過した建物で、全面的な改装を必要としていました。

そこで、思い切って新築を決意。住宅展示場を丹念に見て回り、自分達の理想とする住まいの青写真を温めてきました。「ある程度計画を立てていたので、それをもとにいくつかの住宅メーカーに見積りを頼んだんですが、出来てきて驚きました。
平屋建ては坪単価が上がるというのは知識としてありましたが、見積りをの金額は私達の予算を遥かにオーバーしていたんです」とご主人。

諦めかけていた時、何年間も本誌を愛読してくれていたMさんご夫婦は、偶然知人が首藤工務店に自宅を以来していたことを知り、紹介を受けたのです。
「自分達の希望や予算の上限を伝えたところ、首藤工務店さんはとても快く受けてくださって。随分無理も言ったのですが、期待以上の仕上がりになりました」と奥様。
ご夫婦の何よりの希望は、開放感のある空間を平屋建ての家に実現することでした。

玄関の扉を開けるとすぐに、目の前には広々としたLDKが広がっています。9.7帖の広さを持つ畳のスペースは、フローリングの床から高さ約40㎝の段差を設け、下部の空間を収納に。敷物など長さのあるものでも楽々収納できるとあって、とても重宝しているのだとか。
キッチンは対面式を採用し、カウンターを造り付けに。これは、畳スペースに腰をかければちょうど良い高さになるようミリ単位の調整を行い、設けられたもの。食事だけではなく、子供の勉強机にもなると好評です。

お子さんは男の子2人。今は、ロフトのある広い部屋を２人で仲良く使っています。
天井はくすみのある空色、壁も同じくくすみ感のある黄色や黄緑色の壁紙が使われ、明るい雰囲気に。
このハイセンスな組み合わせは、全て奥様の見立てなんだとか。また、将来的にはセパレートできるよう、部屋の出入り口は、2カ所に設けられています。

南面に設けられた広いウッドデッキは、首藤工務店の自信作の1つ。住まいが大通りに面しているため、できるだけプライバシーが保てるような物を、というご希望から、採光と風通しを考慮したテラス型のデッキを考案。
屋根付きなので洗濯物を安心して干すことができるばかりが、ご主人が一服したり、愛猫の寝床を置いたりと使い勝手は抜群です。「検討に検討を重ねてこの間取りをつくり上げたんです。
他では無理だと言われたことが首藤工務店さんだから実現できた。おかげでとても居心地よく、気に入っています」とご主人。

今後は太陽光発電を取り入れ省エネ住宅を目指すのだとか。念願のマイホームの夢が叶い、とても満足なご様子のMさんご一家です。